YZF-R125のヘッドライトをLED両目点灯にした。

結果から言うと無事に両目LED(常時点灯)になり、後は光軸調整を残すのみ。

だがそこまでの道のりは長く険しいものであった・・・。

これは個人的な記録なので、参考にしてもいいけど自己責任で。

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良いことから書いていくと

・明るい(4000lm×2)

単純に2倍以上だから当然。電力的には片側25Wだから両目で50W。純正ロービーム(55W)より少ない。明るさ2倍で消費電力減。最高やね。

・安い(部品代が)

道具は半田ごてとかニッパとか端子とかいろいろ。すでに持ってたからタダ。
部品代はLED込みで5000円かかるかどうか。道具を0から揃えると別途1万くらいかな。

・両目点灯とLED導入が同時にできる

H7バルブでLEDで電球タイプのものが通販で販売されてる(¥5000くらい)。
が、ハイビームをLEDにしたところでそもそもハイビーム使わないしなぁ・・・。

悪いことは

・むちゃくちゃ時間かかった

もうやりたくないが、次やるとしたら半分以下の時間で終わる。今回は行き当たりばったりの手さぐり状態で試行錯誤の繰り返しだったから仕方ないっちゃあ仕方ない。

・今後、ハイ側はLEDしか使えなくなる(電球が使えなくなる)

ローの方は一応加工なしで取り付けられるが、ハイの方は電球専用みたいになってるから、配線の加工が必要になる。ハイビームとして戻すことは、配線を作れば一応できる。
まあ、チキンな俺は保険で中古の配線を取り寄せ中だったりするんだが、成功したからもういらないけど予備として取っとこう。

 

 

 

さて、一応LEDに変えた経緯と手順を。

きっかけは多くの人と同じように、暗い純正のライトを明るいものに変えようと思ったことと省電力化を狙ったから。

そして買ったのがこれ。¥3380なり。二個入り。

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取り合えずローをLEDに替え、満足していたその頃の自分。ハイも変えよーと思ってR125を見てみると取り付け方法がローと違う!なるほど。だから、どこかのブログで二個入りだと一個余るからどうしようって言ってたのか・・・そりゃ余るわな。

 

ということでしばらく放置してたんだが、ある日ebayを見てると中古のヘッドライトの配線がある。ダメもとでやってみるかぁ。

こうして、R125LED両目点灯計画が始まった。

 

R125をLEDで両目点灯させるには、大きな問題がある。

どうやって両目点灯させるか。

ハイ側にLEDをどうやって固定するか。

個人的にはこの2つ。

んで、この2つの解決策は

ローから電源を取り、並列にLEDを接続し、純正の部品を加工して取り付ける。

これで両目点灯とLEDの固定が可能になる。これがすべて。

手順の前に、

使えるLEDについて。

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こんな感じに土台部分が外せるものなら、多分取り付けできるはず。このタイプじゃないと取り付け不可。これが主流なのかな。

 

ということで実行。

1.ハイの配線を取り外す

ニッパが一本あれば取り外せる。

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これが諸悪の根源。ハイ側電球取り付け部分。
この金属の部分で、電球を押さえつけてるみたい。この取り付け部分を後程加工する。

2.ハイの配線からポジション用を取り出す

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この細い2本がポジション球用なので黒の太い方を切ってしまう。切ったらポジション球の配線に熱圧縮チューブを被せて収縮させた。ポジションはこれで終わり。

3.LED取り付け部分の加工

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電球取り付け部分を根元から切る。

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こんな感じでカプラー部分を切り取る。半田ごてでやったら案外簡単に取れる。あとこの部分は耐熱プラスチックみたいな材質でできている。カッターでのバリ取りも簡単。

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やったぜ。

正直、本当に取り付け部分に収まるか自信がなかった。これで取り付けできたといっても過言ではない。よかった。

4.配線の作成

同時点灯させるにはLEDに12V行けばいいから並列で作る。

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こんな感じ。左上の端子がローの電源に接続され、それ以外の2セットがそれぞれLEDへ接続される。

試運転。

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やったぜ。

 正直これも自信がなかった。よかった。

並列なのでローが切れてもハイ側はちゃんと点灯する。逆もしかり。ポジションもオッケー。ここまで来たら配線を半田付けし熱圧縮チューブで保護し車体に戻し、防水を施し終了。

というかここからは写真がない。
3時間かけて作成した試作完成品を実際に取り付けてみたら防水ブーツが閉まらないとか、ヘッドライト内部が配線だらけになって安全性に疑問があったとか、台風一過でくっそ寒いとかいろいろと余裕がなかった。結局、配線を作り直し一応は形にはなった。作り直したといっても、大元は写真の配線で長さを変えたり、LEDの端子に半田で直付けにしたりしただけ。
注意することはLEDは放熱のフィンが付いているのでスペースが相当厳しいということ。
改善したいところはいくつかあるがとりあえずはこのままでいいや。どっちか消えたら作り直そう。

 

夜試しに走ってみたけどむっちゃ明るい。ただハイがハイだから上すぎる。対向車に迷惑だから早々に帰ってきた。あー疲れた。

光軸調整のネジってなんであんなに固いんだろう・・・。